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2005年07月05日
絵を描く気持ち
よく美術書等を紐解くと、絵を描く際に、
そのものの「本質を暴く」とか「さらけ出す」とかいう表現を使った
説明等もあるかと思いますが、私の場合は決してそうは思いません。
私は絵を描くという事は、むしろ自分の惹かれた場所なり人物なり時間なりの
そのものの「魅力に近づこうとする」行為だと思うのです。
青空だったら、青空の気持ちがわかる様に、
自分が惹かれたその世界に自分の魂を近づける行為だと思うのです。
こんな気持ちを忘れない為に、私はいつも外でスケッチする際は
すぐにペンで描き始めないで目の前の景色に対して目をつぶり深呼吸をし、
その「風景」に心の中で「描いていいですか?」と
聞く様にしています。
すると、時にまるで自分がその風景の一部になってしまった様な
驚く素敵な体験を味わう事が出来るのです。
人物等も同様で、
例えば外国等でその時出会った人のポートレイト等を描く場合も
ただ黙々と盗み描いた絵よりも、沢山話さなくてもモデルと少しでも
心の通わせる事が出来て描いた絵は結果とても良い気がします。
絵を描くにあたって冷静な目は常に必要ですが、
こんな「ときめき」を常に忘れないで描いていけたら素敵だと思います。