« あなたの中の最良のものを | メイン | 芸術と職人の間 »

2007年09月04日

「習(修)」「破」「離」

何かを極めたいと思ったら、全てに共通する事は
「習い(修)」「破り」「離れる」という事が重要だと感じます。

初めはその世界がいいなぁと思うきっかけ&あこがれを
模倣する事から始め、自分の気持ち&好みはおいて、
とりあえず文句いわずにただひたすら習い続けること。
見よう見まねで始めた物でも、
まるであこがれが描いているんじゃないかと思う位まで、
徹底的に模倣しつづけること。

そして長い年月取り組み続けるうちに
自分の中で、そのあこがれが重なったと感じたら、
次はそのあこがれを「破り」自分の世界を探し始める段階に移ること。

自分の中に今まで培ったものを「破る」行為は簡単にはいきません。
今まで自分がいた世界にはない多くの違った世界や経験が必要になるし、
習ってきた以上の多くの年月が必要になります。
此処から先に先生は居ません。自分で見つけていかなければいけません。
長い時間と修練をかけ、悩みながら「破って」「破って」いく内に
その中から模倣ではない「模倣の上にある本当の自分の姿」が見えてくるのです。

そうしたら最後は「離れる」こと。
長い間習い、身を置いた場所を離れるのは心理的につらいものです。
しかしいつまでも同じ仲間や世界にいたら、
そこには自分の居場所や、ある程度周りが認めた自分の存在がありますが、
新しい成長はありません。死んでいくだけです。
一人の人間に与えられた時間が24時間ならば、
今までその場所にかけていた同じ時間を新しい自分&場所に向う為につかうのです。
勇気を持って積極的に「離れていく」ことが大事です。

これを繰り返し螺旋の階段を上る様に道を極めて行くこと。

自分が今、どの段階にいて、もがいているのか、
人と比べた結果ではなく、
自分の中で冷静に今の自分の力量を正確に計れる人間が
最後に道を極められる様に感じます。